四年生引退ブログ

2023.11.2

〜4年間を振り返って〜⑦

ご覧いただきありがとうございます。
本年度代表の畑山美咲です。
練習に向かう途中、電車に揺られながらこのブログを書いておりますが、当たり前のように通っていた日吉キャンパスでの活動も後少しだと思うととても寂しく、不思議な気持ちです。
このブログをご覧いただいている皆様の私への印象といえば”エールを振る人”だと思います。もしかしたら皆様にとっては当たり前の光景かもしれませんが、私の人生においては全くもって当たり前ではありません。
幼稚園のお遊戯会では必ず複数人いる役を選び、小学校でもなるべくリーダー的存在にはならず、大学三年生まではよっぽどのことがない限り人前に立たないように努めてきました。昨年の12月に行われた年度末総会で初めて全部員の前に立った時、足も手も声も今までにない程震えました。その時、エールを振っている姿なんて想像できませんでした。
今では明治神宮野球場を埋め尽くすくらいの数のお客様の前でエールを全うできるようになりましたが、正直9回は緊張で試合どころではありませんでした。何より春季リーグは自分がどんな風にエールを振っていたのか思い出すことができないくらい緊張していました。それでも塾長や教授などの学校関係者の皆様、応援部三田会の皆様、常連の皆様などに「良い声になったね」「カッコ良いね」と言っていただけることが、他の二人のエールと比べて劣等感しかなかった私にとってはお世辞でも大変嬉しかったです。そして、副代表に「ナイス」「お疲れ」と言ってもらえることが救いでした。
秋季リーグ慶早第三回戦の試合後塾歌の大斉唱は一生忘れません。本当にありがとうございました。
私は”エールを振る人”だけではなく、吹奏楽団の一員です。応援の際、吹奏楽団としての役割は選手に音を届けることですが、私はそれが一番苦手でした。中学生の頃から憧れていたトランペットに大学二年生の時に変わり、早く上手くなりたくて毎日練習しました。ですが、トランペットに挑戦しようと思った時には思いもしなかった壁に衝突しました。”周りに人がいると音が出せなくなる。”個人練習でどんなに上手に音が出ても、合奏の時はその一オクターブ下でしか吹けない。人に頼られることを糧にしている私にとってその事実は屈辱で、それと同時に私はこんなにもメンタルが弱いのだと改めて思い知らされました。それに加えて、圧倒的な技術力のある同期には劣等感しかありませんでした。何を思ったのか、私は同期に録音を送り、悩みを打ち明けました。もしかしたら自分の実力を認めてほしかったのかもしれません。その時から私の同期は私の現状を受け入れ、一緒に頑張ろうと言ってくれるようになりました。それまでどうしたら良いか分からず一人で悩んでいましたが、その一言で私の心は救われました。何度録音を送っても必ず聞いてくれましたし、マイナス発言の無限ループでも、ずっと話を聞いてくれました。感謝してもしきれません。
最後まで頼れるトランペット奏者にはなれませんでしたが、少しでも周りの人と音を合わせられた喜びは誰よりも感じていたと思います。最後の定期演奏会でトランペットパートのみんなと、そして吹奏楽団のみんなと音を合わせられたら、諦めずに今まで続けてきたことがきっと報われると思います。トランペットパートの皆んな、楽しい毎日をありがとう。
“ドリル時のコスチュームがカッコ良いから”という小学生のような理由で入部した應援指導部。そのため、ドリルへの熱量は誰よりもあったと思います。二年生の時、9月から始まった実習が定期演奏会10日前に終わりました。どうしてもドリルステージに出たくて、乗る曲減らしても良いよと当時のドラムメジャーに言われても、その提案を振り切って全ての曲に乗りました。何度も何度も音源を聞いて譜面を覚え、練習動画に合わせて楽器を持って自宅で動きました。そして、電子レンジの温めが終わるまでの時間足上げの練習をしました。家族から見たら変人でしかないと思います。そんな詰め込み型の私がドラムメジャーになった今年のドリル練習はとても厳しいものだったと思います。有名な高校のマーチングステージの隊形を真似て隊形表に組み込みました。使用曲も今までにないくらい難しかったと思います。私のわがままによって作り上げられたステージのようなものです。ドリルは全員が好きになれるわけではありませんから、きっと練習が苦痛だった人もいるでしょう。ですが、一人一人がそれぞれの形で一生懸命付いて来てくれました。私にとって、Mentsの皆んながもっと上手になりたいと思ってくれることが何よりも幸せでした。ところでガードチーフはと言うと、一年生の頃から四年生並みの輝きを放つくらいカラーガードの神様に愛され、誰よりも何よりもカラーガードを愛する男でした。そんな彼も私の無謀な練習スケジュールに付き合ってくれました。本当に感謝しています。
定期演奏会で皆んなが堂々と歩き、楽しんでステージを作り上げてくれることが楽しみです。Mentsの皆んな、一年間付いて来てくれてありがとう。
應援指導部員は自分より優れていて尊敬できる人ばかりで、思い返せば常に劣等感の中で活動していたのかもしれません。ですが、部活動が嫌だと思ったことは一度もありません。自分を成長させてくれて、新たな自分に出会える場所でした。入部当初このような四年間は微塵も想像できておりませんでしたが、應援指導部での活動は一生の財産になりました。そのくらい充実していて、私の人生に様々な角度から彩りを与えてくれました。
ご支援いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。そして、今後とも應援指導部をよろしくお願いいたします。